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クボリカワ書房 徳島駅前支店

BEAT CRUSADERSのクボタマサヒコと+Plus編集長岡本友吟が
少女漫画をそれぞれの目線で語る乙女企画!!
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第2回 君に届け
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    オカモトユウ(以下、Y)「第1回目の感想頂きましたよ、メールで」

    クボタマサヒコ(以下、K)「俺の所にはきてないんですが…」

    Y「あ、これ読んでるみなさん、ぜひクボタさんの方にも感想送って下さい(笑)で、メール頂いた中で印象的だったのが、30代の方からなんですけど“30歳過ぎて乙女化が進んでますよ”って」

    K「ああそうかもね。たぶん10代後半くらいから20代後半くらいまでがリアルな日常に翻弄されてる時期で、30代になるともう現実が見えるだけに逆にまた乙女に逃げるというか…逃げるって言い方悪いかな?(笑)」

    Y「いや、合ってますよ(笑)私今年32歳ですから、痛い程分かります(涙)まあそんなね、30歳オーバーな私達、クボタマサヒコと私、オカモトユウがオススメの少女漫画を好き勝手に紹介するコーナー第2回目ですが」

    K「前回は『ハチミツとクローバー(※1)』を紹介しましたが今回は今話題の『君に届け(※2)』です」

    Y「別冊マーガレットで大人気連載中。平成20年度(第32回)講談社漫画賞 少女部門を受賞、宝島社の『このマンガがすごい!(※3)』2008年版オンナ編の1位作品。今まさにホットな漫画ですね」

    K「そうそう、前回も言ったその「この漫画がすごい」でトップ10中、純粋な恋愛ものは1つしかなかったってことだったんだけど、この『君に届け』も恋愛ものといえば恋愛ものなんだけど…」

    Y「ざっと説明すると、見た目が暗くて周りから「貞子(※4)」と呼ばれる女子高生・黒沼 爽子(※5) が、誰にでも優しい風早翔太(※6)に出会って、友情・恋愛などを通して成長していく物語です。」

    K「恋愛はすぐにでてこないんだよね」

    Y「そう、友情なんですよっっ」

    K「女子同士の友情もそうだけど、貞子って風早の事は恋よりも人として尊敬してるって部分が大きかったから、彼への想いが恋愛なのか友情なのか、最初は分かってないんだよね」

    Y「まず貞子に初めての友達ができるんですよね。クラスの中ではちょっと不良っぽいやのちん(※7)とその友達のギャルっぽいちづちゃん(※8)の二人。それも風早君のおかげだと貞子は思ってるわけですが」

    K「吉田さんいいよねー、感激屋さんなんだよね。やのちんは派手な方ね」

    Y「この二人とのエピソードが泣けるんですよ、2巻のトイレのシーン」

    K「『私がどれだけ二人の事を、好きよりもっと大好きか』ってとこね、同性に言ってるってとこが新しいよね、しかもトイレで(笑)。トイレって『ライフ(※9)』っていじめの漫画ではよく出て来たけど。あと俺ね、このコミックスの帯が好きなの、ここの言葉良くない?」

    Y「わー私も好きです!この2巻なんてもう読んだだけで泣きそう…『知ってる?友達ってね、気づいたらもうなってんの!』…やばい!!」

    K「ね、他も全部いいよね」

    Y「そして3巻に出て来る貞子の恋のライバルとなるくるみちゃん(※10)の登場により、風早を異性として意識しはじめます。私この子好きです!!」

    K「ああ、うめ(※10)?(笑)俺も好き」

    Y「私この立ち位置の女の子って好きなんですよねー」

    K「可愛くてプライドも下心もあってザ・女子だね。一番リアル。それに比べて貞子って普通ならサブキャラの位置だよね」

    Y「そうなんですよね。でもそこのキャラ設定がよくできてるというか、例えばこの場合も風早を好きなくるみちゃんは貞子と風早との仲を裂くために貞子に『私と風早の事応援して』って言うんですよ。でも貞子は『できない』ってはっきり言うんですよね。それって例えば貞子に少しでも恋愛経験があればその言葉は でないハズなんですよ。よっぽど気が強いキャラだとかじゃないと、普通地味で良い子キャラなら『うん』って言っちゃうところなんだけど、貞子の天然で純粋で恋愛はおろか友達とのふれあいすら初めてでって設定が貞子に曇りのないまっすぐな言葉、気持ちを発することができるんですよ」

    K「“風早君が初めてばかりをくれる”ってくだりあったよね。純粋培養された女子度が高いよねこの漫画」

    Y「じゅんすいばいよう!?(笑)」

    K「純粋無菌培養?(笑)」

    Y「純粋培養(笑)だからこそ人として大切な事を改めて分からされますね」

    K「人とのコミュニケーションとかね」

    Y「ポジティブなんですよねー貞子は」

    K「結局ね。ただ表面上暗くて内気なだけで、嫌々やってることは一つもないもんね、掃除当番とかいろんな雑用とか」

    Y「そう!泣けるんですよその健気さが…!!」

    K「他のキャラだと風早や吉田さんと同じ中学の龍(※11)と先生のピン(※12)。ピンはハチクロでいう森田の位置だよね」

    Y「私も思いましたそれ。龍君かっこいいですよねー」

    K「ね、クールなスポーツマン」

    Y「で、最新巻の6巻ではちづちゃんの恋愛もひとつ終わって…」

    K「あ!近所のお兄さん(※13)ね!!少女漫画の王道(笑)。でも誰もまだ両想いになってないんだね」

    Y「そうなんですよ。ほんとこれからやっと恋愛編スタートって感じですよね」


    Y「この『君に届け』は高校が物語の舞台となってますけど、クボタさんは高校生の時ってクラスの中でどんな立ち位置でした?」

    K「俺はね、ほんとに友達がおらず…」

    Y「えー!?(笑)」

    K「修学旅行で班をつくるでしょ? 仲のいい子達はババーッって集まって、その中で自分は完全に余ってて。で、余りものの男子が3人、女子が2人、寄せ集めの班で修学旅行。別にその5人は固い友情で結ばれてるわけじゃないからだから誰もやる気なくて(笑)。何もしないで海辺でぼーっとして、飲むかって昼間から飲んで、ほんとは島とか渡っていろいろなところ行かなきゃいけないんだけど全部飲み食いに使っちゃって行けなくなって」

    Y「結構気が合う仲間だったんじゃないですか?(笑)」

    K「そう、最終的には仲良くなって今も付き合いあるし、しかもその中の1組が結婚したの」

    Y「まじですか!?班決めやばいですね!!」

    K「しかも俺が高校1年生の時ね、ヤンキーっぽい女の子に体育館の裏に呼び出されて、行ったらそこに別の女の子がいていきなり告白されたのね(笑)。で、「友達なら」って言ったんだけど、その日からその子に若干ストーカーされる日々が続き、学校内で付き合ってるくらいの噂になって、俺はホント嫌になってたんだけど、 2年でクラス替えの時に先生が余計な気を回したらしく、同じクラスになっちゃって。で、その子がさっきの修学旅行の同じ班の一人(笑)」

    Y「えー!!!結婚した方?」

    K「ううん。結婚したのは、俺を体育館の裏に呼び出した方」

    Y「すごいなあ高校って…」

    K「そんな立ち位置(笑)」

    Y「でもこの『君に届け』読んだら高校生いいなあって思いませんでした?」

    K「思った。花男とは違うよね」

    Y「またですか(笑)」


    K「恒例のアレですけど、一番好きなキャラは今回二人とも“うめ”で」

    Y「くるみちゃんですね。あと自分は誰に一番当てはまるか?」

    K「クボタ的にはまだ明らかになってないやのちんかな?やのちんとか吉田さんって主要人物ではあるけど、クラスの中でみたらやっぱり孤立してるよね。学校とは違う世界を持ってるじゃない?そういう意味では近いかな」

    Y「なるほどー。風早君でもなく龍でもなく」

    K「風早はちょっとやっぱり…良く描きすぎだよね(笑)。ここは王道って感じ。『風早、ふーん』みたいな?ちょっとリアルさにかけるかなあ」

    Y「私、風早君絶対ストーカーになると思うんですよ」

    K「そうなったら面白いね!!貞子は貞子でだんだん恋愛を経験していくうちにもっと現実的な子を好きになってさ、風早イケメンなのにストーカーっておかしいよね(笑)」

    Y「賛同していただくとは思ってなかったですけど(笑)。でもなんでそう思ったかと言うと、貞子が誰かに微笑みかけたりしたときに風早君イーッってなるんですよ。多分すっごい嫉妬深いんですよー」

    K「席とか自分で替えちゃうし、独善的だよね。でもさ、なんでくるみちゃんじゃダメなの?やっぱ趣味がマニアックなのかな」

    Y「あ、きっと独占欲が強いから目立たない女の子の方がいいんですよ」

    K「あーなるほどね。自分だけが知ってるってトコロがね」

    Y「そう、だから今貞子結構クラスに馴染んできたじゃないですか。多分もうハッラハラドッキドキですよ風早君(笑)」

    K「普通にかわいいからね、貞子。地味なだけで」

    Y「そうなんですよね。高校生とか中学生ってまだ子供だから、雰囲気とかね、髪の毛が長いとか黒いとか、スカートが長いとかそういう外見で判断しちゃうんですよね。あんまかわいくなくてもちょっと派手だったらモテたり」

    K「クラスで目立つ人がモテるもんね。もしこのまま貞子がクラスの人気者になったりしたらどうなるのかなあ」

    Y「それなんですけど、今連載中の雑誌の方では風早君のライバルっぽい男の子が登場してるらしいですよ。貞子をおもしろがってなにかと構ってくるイケメンが現れて…」

    K「へえー!で、ストーキングがはじまるのか」

    Y「それ私の勝手なイメージなんで(笑)」

    K「この『君に届け』の『君』は風早目線だったりして実は。貞子目線と見せかけて…この3巻の帯の『風早君の顔をみるだけで胸が痛いかも』ってのも、一見胸キュンって思えるけど、だんだん追ってくと『キモイ』的な…違う意味で、胸が痛い(笑)」

    Y「風早君の爽やかイメージめっちゃ壊れますね、この対談(笑)本当にすみませんっ。まさかの風早君バッシング!?でしたが(笑)、これからの貞子達の恋の行方を見守りましょう!!風早君のライバル登場も楽しみですね。ちなみにそのイケメンの髪の色は風早君の黒ベタに対抗して白だそうです。黒には白の王道ですよね」

    K「あそっか、めずらしく黒だもんね」

    Y「そうですね、黒はどっちかっていうと2番手に多い気がしますよね。あ、私の友達にあだち充(※14)すごい好きな子がいるんですけど、あだち充作品は髪の色で誰と誰がくっつくか分かるって言ってましたよ(笑)」

    K「ほんと?!それ面白いね。無意識なんだろうね、作者(笑)」

    …この対談の後に最新巻7巻が発売。気になる方は是非チェックしてね!!


    (※1)ハチミツとクローバー…羽海野チカ作の漫画作品。またはそれを原作としたアニメ、実写映画、ドラマ化もされた。「ハチクロ」と略される。(※2)君に届け…椎名軽穂による少女漫画作品。通称「君届」(きみとど)。(※3)このマンガがすごい!…宝島社が発行するマンガ紹介ムック。2008年版オトコ編1位は「ハチワンダイバー」柴田ヨクサル。オンナ編1位に「君に届け」椎名軽穂 。(※4)貞子…鈴木光司 によるミステリーホラー小説『リング』に出てくる「山村貞子」の事。1998年に映画化され、『怨念によってTV面から現れる「貞子」』は見るものに強烈な印象を与え、様々なメディアで扱われ、パロディーなども多く作られた。ここでは主人公、爽子のあだ名。(※5)黒沼爽子(くろぬま さわこ)…明るく天然で純粋で感動屋だが、見た目は超陰気。人の役に立つことが好きで、いつも委員をやっている。小学生の時、友達に「貞子」と呼び間違えられ、以来あだ名が「貞子」となる。(※6)風早翔太…気さくで素直な性格と爽やかな笑顔の持ち主。クラスの中で浮きがちな人間を見過ごしておけない性分で、同級生の輪の中心的人物として慕われ、女子に告白された経験も多い。入学式の日、道に迷っていた自分に方向を教えてくれた爽子の自然な笑顔を見て以来、彼女に恋をしている。(※7)やのちん…矢野あやね(やの あやね)冷静沈着なツッコミ役。美容に敏感。最初は爽子を恐れていたが、内面を知るにつれ打ち解け、親友となる。爽子と風早の恋の進展を見守っている。(※8)ちづちゃん…義理と人情に厚い熱血型でアネゴ肌。すぐ感動し号泣する。最初は爽子を恐れていたが、やのちん同様、爽子の性格を理解し親友となる。(※9)ライフ…「別冊フレンド」(講談社)に2002年5月号より連載されている、すえのぶけいこによる少女漫画作品。2007年にフジテレビ系列でテレビドラマ化された。(※10)くるみちゃん…胡桃沢梅(くるみざわ うめ)風早・ちづ・龍と出身中学が同じ。可愛い容姿(爽子曰く「フランス人形」)で、男子に人気がある。中学の時から風早のことが好き。梅と呼ばれる事を嫌がり、梅と呼ばれると「梅と呼んだやつノート」に相手の名前を記入している 。(※11)龍…真田龍(さなだ りゅう)爽子のクラスメイト。風早の親友。無口で人の名前を覚えるのが苦手。授業中はたいてい寝ている。野球部所属のスポーツマン。(※12)ピン…荒井 一市(あらい かずいち)の愛称。爽子のクラスの副担任であり、体育教師、野球部監督。独身。風早の父が監督を務めるリトルリーグに所属していたため、風早や龍を小さい頃から知っている。(※13)お兄さん…龍の8歳年上の兄 、真田 徹(さなだ とおる) 、ちづの初恋の人。(※14)あだち充…漫画家。主な作品に『みゆき』、『タッチ』、『H2』など。ラブコメディに野球などのスポーツを絡めた青春ものを得意としており、『週刊少年サンデー』の人気作家として活躍。またソフトで可愛らしい絵柄から少女漫画誌や学年誌にも作品を発表している。

    | +Plus本誌 | 00:23 | comments(4) | - | - | - |
    「君に届け」は連載当初から好きなので取り上げていただけてうれしいです☆

    いやー、お二人の想像力には脱帽です笑
    風早がストーカーとかめっちゃ有り得る!!って思いましたもん笑

    これからも独自的な視点でオススメな作品を紹介していただくのを楽しみにしております。
    | nano | 2008/12/28 8:07 PM |

    1巻からずっと読んできた「君に届け」を選んでいただいて嬉しいです(・∀・)★ 
    お二人の想像力の素晴らしさには脱帽です!
    ストーカーには
    なったら面白いけど
    なってほしくないです!
     
    クボタさんの高校時代の話が聞けて良かったです(^ω^)!
     
    | くう | 2008/12/29 3:13 AM |

    あたしも風早くんはストーカーになるだろうと思っていたので同じ考えの方がいて面白かったです 笑
    あたしは今高校生なんですが、うちの学校には風早くんや龍みたいな男子もいないので、「君に届け」を読んでいるとうらやましいなーって思います
    なのであたしの中では風早くんはファンタジーな存在です

    それよりもクボタさんの高校生の時の話が濃すぎて本題よりも気になってしまいました

    次のオススメもたのしみにしてます!
    | ゆい | 2008/12/29 2:33 PM |


    最近は、すれ違いが多くて少しイラっとしてしまうこともあります(笑

    でも風早くんには、ストーカーにはなって欲しくないです^^*

    というか、クボタさんのお話がおもしろかったです♪♪
    | シオリ | 2008/12/29 8:33 PM |