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クボリカワ書房 徳島駅前支店

BEAT CRUSADERSのクボタマサヒコと+Plus編集長岡本友吟が
少女漫画をそれぞれの目線で語る乙女企画!!
<< 第2回 君に届け | main | +Plus vol.14 3/29 発行 >>
第3回 青い花
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    +Plus vol.13(2008/12発行)掲載分クボリカワ書房はなんと!!
    「同性愛」について語ってます。
    難しいテーマを鎌倉の情景と共に上品に表現した「青い花」を紹介。
    そして今回は特別ゲスト、BEAT CRUSADERSマネージャー末永さん(すえぽん)と共にお送りします。


    K「クボリカワ書房徳島駅前支店第3回は、ART CRUSADERSスというアコーステックライブを今日、徳島阿波踊り会館で行いまして、その打ち上げ会場にて収録しています」

    Y「徳島にまた来て頂いて嬉しい限りです。阿波踊り会館どうでした?」

    K「思ったよりすごいシステマティックな会場だった」

    Y「それは意外(笑)」

    K「それで今回の題材。自分のブログでも紹介した事があるんだけど、ちょうど3巻が出たばっかりの『青い花』という志村貴子さんの作品です」

    Y「太田出版『エロティクスF』に現在も連載中ですね。今回はクボタさんに提案してもらってから読んだので、こう…宿題を渡されたような気分で読みました(笑)難しかった!!」

    K「俺は何かの書評ですごく評価が高かったのと“ちょっと一味違う少女漫画”とも書かれてたので、あーこういうことだったのかと」

    Y「物語は鎌倉のお嬢様女子高「藤が谷女学院」に入学したあーちゃんこと奥平あきら(※1)と、別の進学校「松岡女子高校」に入学した、幼なじみのふみちゃんこと万城目ふみ(※2)が10年ぶりに再会し、ふたりは一緒に登校するようになる。その二人と、周りの人物達との友情と恋心の間で揺れる少女たちに焦点を当てて描かれた作品です」

    K「学校違うのに通学一緒ってよくあったよね」

    Y「ありますね。私なんかは田舎だから交通手段がそんなになくて、中学も高校もほぼ一緒でした」

    K「今回は女子校の話なんだけど、やっぱ男としては未知の世界で。その中にいる人達のある意味閉鎖された空間の人間関係とかが、あーこんな感じなんだーって思いながら読みましたね」

    Y「私はこれ読んで中学生時代を思い出しましたよ。作中で女の子が女の子を好きだったりするわけですが、そういう感覚ってないこともないなって」

    K「手をつないだりとかするもんね女子は。男子はしないけどね」

    Y「でてくる女の子みんなかわいいですね。男の子がみんな冴えないんですよ。そりゃ杉本先輩(※3)かっこいいですよ(笑)」

    K「絵も上手だし雰囲気も良いし、描かれてるのは高校一年生なんだけど、すごい大人っぽい漫画だなと思った。変に熱くもないし、温度感も好きだな」

    Y「そうですね、淡々としてますよね」

    K「少女漫画だとは思うけどいわゆるザ・少女漫画じゃない。たぶん主人公と同世代の子はあんまり読まないんじゃないかなと思う。」

    Y「そうかも。限られるジャンルではありますね」

    K「で、雰囲気もさることながら描かれてる風景がね、これ一番思い入れがあるんだけど、俺の地元の隣の町がこの“鎌倉”で、正確に言うと漫画の舞台は“北鎌倉”なんだけど、そこに実際に女子校がいくつかあって、いわゆる茶髪でスカートが短くてちゃらちゃらした女子じゃなくて、セーラー服でスカート長くて髪も黒くてっていうまじめな学校があってるの」

    Y「へーえ! そうなんですか」

    K「そういう子達が登下校してる風景を実際に見てたし“鎌倉通し”っていう鎌倉時代からあるような岩を刳り抜いた道とかあって。そこ倉もすごい静かな駅でね、雰囲気を壊すからって電車来てもアナウンス流れなかったり、いいんだよ」

    Y「じゃあクボタさんは漫画読んでてもすごいリアルなんですね」

    K「より鎌倉の感じが分かるから面白いなーと。盛華街みたいなとこもないし」

    Y「そうなんですか!? なんかスカート長くて遊ぶとこもそんなになくて、すごい禁欲的っていうか逆にエロイですね(笑)」

    K「(笑)抑圧されてる感じ?」

    Y「それ聞くと、なんかこの作品を現してますね。なるほど…鎌倉なんですね、ポイントは」

    K「そう。女子校って言ってもいろんなタイプあるけど鎌倉の女子校ってそういうイメージ。

    末永(以下、S)「ガラの悪い人いないイメージですね(笑)」

    K「学校卒業した後は知らないけどね(笑)。自分自分が高校生の時にそういう女子校の子と飲み会がとかあんだけど、もうまじめで。自分は高校の時パンク少年で、なんかノリが合わないなーって行って思った。友達が言ってた話では“ごきげんよう”って言うんだって。友達でも先生にでも」

    Y「“ごきげんよう”って言葉、言った事無いですよね(笑)」

    K「そう、あと“ミルクホール”ってカフェが出てくるんだけどすごくいいよ。ところでユウさんは女子校じゃないの?」

    Y「共学です。徳島は女子校無いみたいですね」

    K「すえぽんは?」

    S「私も共学ですけど、女子校通ってる友達いました。私、文化祭遊びに行くと…なんか、モテるんですよ、いつも」

    K「あ、モテそう」

    Y「え!?誰がですか?末永さん?えーーリアルに!?今なぜかすごいテンションが上がった(笑)」

    S「なんか、やたらといろんな事聞かれたりとか…」

    K「俺の知り合いの女性やたらとみんな“すえぽんかわいい”って言うんだよね」

    Y「女性にモテるんですねー」

    S「女性と子供にしかモテない(笑)」

    Y「(笑)女子校ってどんななんですかね?」

    S「女子校行ってた私の友達、嘘ついて早退してライブ行った事があって…」

    K「それ何のライブ?」

    S「BUCK-TICKです(笑)そしたら次の日学校にバレて職員室呼び出されたんですね。昨日早退して何やってたか正直に言えと、ライブに行ったって言ったら、“メンバーの人数とそれぞれのパートと名前を言え”って言わされたらしいんですよ(笑)」

    K「余裕で言えるよね(笑)」

    Y「おすすめの曲とか言ったらいい(笑)」

    S「なんでそんな事言わされるのかなあと不思議に思いましたね」

    K「友達で女子校行ってた子が、さばさばしててかっこいい感じなんだけど、やっぱりすごいモテたって言ってた。“付き合ってください”って言われたけど生理的に女の子は好きなれなかったから断ってたって言ってたけど」

    Y「普通にあるんですね」

    K「あるみたい。その感覚が分かんないから逆に聞きたいんだけど」

    Y「そうですねー中学とか高校だとあるかもですね」

    K「それは相手をなんとかしたいって思うの?」

    Y「いや、そこまでは発展しないんですけど、友達とはちょっと違うなってくらいで」

    K「異性で好きな人はいなかった?」

    Y「いました、いました。だから一時的なんじゃないですか? 思春期なんですよ、一言で言うと」

    K「今の年代でさ、同性とベッドで一緒に寝たりできる?」

    S「できるけど、できれば別がいいですね。やっぱりすごく気を遣うし」

    Y「そうですね。私もできれば別がいいです。最後に一緒に女の子と寝たのっていつだろう。もう10年とか前かも。お風呂とか」

    K「男子は逆に風呂とかは全然気にしないけどね。一緒に寝るのはヤだけど雑魚寝なら気にしないし」

    Y「クボタさんはないんですか?同性にときめいたりとかって」

    K「憧れてる人にドキドキってのはあるよ。仕事で一緒に携わる人とかで、雰囲気とか声質だっだったり尊敬できる要素を持った人っているじゃない?友達としてどうっていうよりはなんだろう、この感覚って」

    Y「あるじゃないですかー!!」

    K「自分が女だったら落ちるなって思うのはあるよ」

    Y「それ頭で性別を変換してるんですね(笑)」

    K「向こうが男だったらっていうのはない?」

    S「うーん、女の子をかわいいなって思うのはあるけど、向こうが男だったらっていうのは…ないですねー」

    Y「私もないですねー」




    Y「話を漫画の方に戻して(笑)。3巻おもしろいですよね」

    K「杉本恭己がキーパーソンだね。唯一男性に向かっていったあげく周りをかき乱してる」

    Y「でもその理由もあるじゃないですか。おねえちゃんに憧れててその彼氏を好きになるっていう…私、すごく言いたい事があるんですけど……この杉本姉妹(※4)に好かれている各務先生(※5)、ぜんっぜんかっこよくないですよね」

    K「かっこよくないねー。でもまた高校の時の話なんだけど、生徒と結婚してる先生が3人いて、この先生がってくらい、別に人気があるわけでもなく、見た目もそんなでもない。こんなもんかい!?って」

    Y「狭いんですよね世界が。なんか、これに出てくる男性って“入れ物”みたいじゃないですか?女が勝手に男性を形作って好きになったり嫌いになったり、この人の良さが全然分からないし、もう言ってしまえば“先生”自体はどうでもいいんじゃないかなって思う」

    K「俺いっつも思うんだけど、先生に恋をするとか、同性に恋するとかって魔法みたいに解けるときってないのかなと。この子達もいつか解けちゃうんじゃないかな」

    Y「解けるんじゃないですか」

    K「さっき言ってたもんね、一時的なものだって。きっと真性と仮性があるんだね」

    Y「なるほど、そうかも」

    K「女の子同士の恋愛って、テーマ的には昔からあるだろうと思うけどここまで丁寧にかかれているのはなかったかもね」

    Y「登場人物の誰が好きですか?」

    K「俺はあーちゃん。唯一中立的な立場にいる。周りがすごい事になってるんだけど、あーちゃんだけがフラットなんだよね、今は」

    Y「あーちゃん、いい子ですよね。私も好きです。天真爛漫でほんとかわいい」

    K「あーちゃんのお兄ちゃんもシスコン入ってるし」

    Y「お兄ちゃん、自覚してるところが面白いですよね」

    K「女子のね処女性みたいなものが、あーちゃんだけにあるんだよね」

    Y「あーちゃん以外は経験無くても気持ち的に成熟してますもんね」

    K「あーちゃんは今後どうなっていくんだろう。まっとうに男子と恋愛していくのか…。このまま恋愛モードにならないわけはないと思うから、どっちにいくのかな」

    Y「ほんとですね、どうなるんだろう!! でもなんかそのままでいてほしいって気持ちがありますけど、いつか大人になっちゃうもんなー…って、これお兄ちゃんが作中で言ってませんでした?私、お兄ちゃんの気持ちになってきた!!」

    K「お兄ちゃんは分かってるんだよね」

    Y「なるほど!! お兄ちゃんはあーちゃんが少女であり、なおかつこれから大人になっていくんだよって事を代弁してるんですね!! すごいなあこの作者!! 私完全に今リンクしましたもん。この漫画すごいっ(笑)」

    K「多くを語らない、描き方が上手いよね、行間を読み取れる漫画。そういう意味でもこの舞台になってる鎌倉って、たくさんの文豪に愛された町で、実際住んでた作家もいっぱいいたし、これ読んだ人は是非“鎌倉文学館”も訪れつつ鎌倉見学に行って欲しい。作中の町並みも“ここだー”って分かって面白いと思いますよ」

    Y「クボタさんの話を聞いて、鎌倉、すごく行きたくなりましたよ!!」




    (※1)奥平あきら/あーちゃん …主人公。藤が谷女学院高等部1年。家族構成は両親と兄。ふみちゃんの幼馴染で親友。演劇部所属で、同じく演劇部所属の井汲京子と親しい。ふみちゃんとは対照的にとても小柄。強気で明るい性格で、落ち込みやすいふみちゃんの相談相手になっている。極度のシスコンの兄に悩まされている。

    万城目ふみ/ふみちゃん …本作のもう一人の主人公。背が高く眼鏡をかけている。一見クールに見えるが、泣き虫でとても心配性。しっかりもののあーちゃんが初恋の人。小学1年の時、家族とともに転居したため、鎌倉駅で再会するまであーちゃんとは音信不通になっていた。付き合っていた千津ちゃんが結婚して落ち込んでいたが、文芸部に入り浸っていた杉本先輩に惹かれ、文芸部に入る。杉本先輩と付き合っているが、先輩には他に好きな人がいることを察し、思い悩む。

    (※3)杉本恭己(すぎもと・やすこ) …中学時代は藤が丘女学院中等部に在籍。現在は松岡女子高等学校3年。藤が丘女学院に通っていた3人の姉がいる。長身で落ち着いた性格。優等生でスポーツもでき、女子に人気がある。バスケ部部長(ただし文芸部に入り浸り、藤が丘の演劇部にも客演として参加)。ふみちゃんをデートに誘い、学校の図書館で告白する。実家は和風のお屋敷で、運転手や使用人を抱える家のお嬢様。

    (※4)杉本四姉妹 …杉本家の四人の娘たちは「杉本四姉妹」と呼ばれている。杉本恭己が末っ子の四女。全員藤が谷女学院の出身で、背が高い。

    (※5)各務先生(かがみせんせい)…藤が谷女学院高等部の演劇部顧問。杉本恭己を「図書館の君」と呼んだ人。

    Wikipedia 参照

    | +Plus本誌 | 22:36 | comments(2) | - | - | - |
    いやー…毎回楽しみにしてます♪

    ハチクロと君に届けは読みましたが、青い花はまだ読んでない…

    次回までには読んでおきます!!
    | 謎の徳島人 | 2009/03/18 10:25 PM |

    青い花も、予想を裏切らず、面白いですねw

    ハチクロは自分が、君に届けは友人が、そして青い花もたまたま友人が持ってて。
    いまのとこ、うまいことクボリカワ書房についていけてます←

    そゆえば、友人はクボタさんの漫画チョイスに毎回驚いてます。笑
    …その気持ち、分からなくもない←
    | UTSの客☆ | 2009/03/25 9:02 AM |