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クボリカワ書房 徳島駅前支店

BEAT CRUSADERSのクボタマサヒコと+Plus編集長岡本友吟が
少女漫画をそれぞれの目線で語る乙女企画!!
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第7回 午前3時の無法地帯
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    第7回 午前3時の無法地帯 
    ねむ ようこ著 (祥伝社 / Feelコミックス全3巻)

    あらすじ :イラストレーターを夢見るももこが就職したのは超多忙なパチンコ専門のデザイン事務所。
    徹夜続きで家にも帰れず女子力は下がる一方で…。恋も仕事もがんばる!キュートなラブストーリー。

    ダメだ。恋してる人には敵わない(笑)

    ※ネタバレ含みますので要注意!

    ユウ「まずクボタさんは今回なぜこの漫画をチョイスしたんですか?」
    クボタ「普通に面白そうだなと思って手には取ったんだけど、読んでみたら、この話は仕事とか恋愛も含めユウさんに近い環境だったりするのかなと思って、俺がユウさんに逆インタビューって面白いかなと」
    ユウ「キャー!」
    クボタ「ユウさんの今の仕事も広告代理店的なやつ?」
    ユウ「そうですね。まさにパソコン使って紙媒体等のデザインをする、会社は色々変わりましたけど内容はずっと一緒です。DTP(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)ってやつですね。しかも私さっきまで仕事してて、1巻読みながらデータを入校してましたから。そしたら作中でももちゃん(この物語の主人公)も入校してた(笑)」
    クボタ「リアルだなあー(笑)俺そういうとこで働いたことないから、実際リアル度はどうなの?」
    ユウ「リアル度は完璧」
    クボタ「この漫画はパチンコ専門のチラシやPOP作りじゃない?ジャンルはそれぞれあるんだろうけど」
    ユウ「あ、でも私パチンコのチラシ作った事あります。一番苦手だった」
    クボタ「そうなんだ!でもそうだよね、女子は一番興味ないよねパチンコ」
    ユウ「やっぱりオシャレ〜でかわいー仕事がしたいじゃないですか、なのに基本稲妻ドーン!火花バチーン!みたいな派手派手で」
    クボタ「フォントを選ぶとかそういうレベルじゃないんだね」
    ユウ「普段使わないようなフォントを使うのがパチンコ!(笑)そりゃ綺麗なのは綺麗ですけどね。作り込まれてるやつはそれはそれのかっこ良さもあるけど…。クボタさんは自分が体験していない職業を垣間見るって面白いですか?」
    クボタ「うん、面白いね」
    ユウ「私が最初に勤めた東京の会社に似てますね。そのときはデザインじゃなくてDTPオペレーターだったんですよ、デザイナーの作ったデータを印刷用に作る、出力センターに勤めてました」
    クボタ「あーそれ友達やってた!思い出した。自分がレーベルはじめた頃に、版下(※写真で言うネガみたいなもの。フィルムとも言う)?あれお金かかるじゃない?それを夜中友達の勤める会社に行って出させてた(笑)」
    ユウ「そこと一緒ですよ、私が働いてたところ。今はまた違うと思うけど、大きいセッターって言って印刷のフィルムをそれで出すんですけど、ほんとアレ高いんで、勤めてた会社ではミスを減らそうってことで、ミスする毎にスタッフの名前書いた表に正の文字を書いて『今月ユウちゃんトップだよ』って…」
    クボタ「まさにももちゃん的なミスをしてた訳だ」
    ユウ「してましたねー」
    クボタ「このリアルさは少女漫画の態ではないよね、働きマンみたいな感じだよね」
    ユウ「働きマンよりもっと明るくてライトな感じがするのはこの主人公のももちゃんのキャラですよね。あ、歳もちがう(笑)働きマンは28歳とかだけど、確かももちゃんは専門学校出てすぐって書いてあったし」
    クボタ「ももちゃんかわいいですよね。こんなかわいい子いるのかなあ。」
    ユウ「いると思いますよ。服装もリアルだと思う。こっち系、キレイ系じゃなくてデザイン科卒業って感じの、カジュアルでワンピース多め」
    クボタ「ギャルでもなく、ボーイッシュ過ぎず。好きですね僕。現場ってジーンズばっかになっちゃうのかなーと思って。そうでもない?」
    ユウ「あ、そこは服装で守ってる自分ってのがいますね」
    クボタ「女子力を」
    ユウ「そう!」
    クボタ「あ、この漫画の女子力低下ストッパーのあの人なんだっけ」
    ユウ「経理の真野さん!素敵」
    クボタ「素敵だよね」
    ユウ「ていうか仕事の話止まらない(笑)あのね、終わりが見えないんですよねこの仕事。予定どうりいかない事が多々あるんです。何かパプニングが起こればスタッフみんなで対処するし。それで帰りの時間が分からないから彼氏と喧嘩したりとか、同僚とそこが辛いよねってよく話してて」
    クボタ「同僚とは仲良かったの?」
    ユウ「仲いいですよ。営業と制作チームは仲悪いんだけど(笑)」
    クボタ「やっぱり(笑)聞けば聞く程この漫画のリアルさは半端ないね」
    ユウ「ですね。それでもこの『午前3時の〜』が少女漫画らしい部分もちゃんとあるのは主人公がかわいいからだろうなあ」
    クボタ「ガテン系の漫画ではないもんね。恋は捨ててないところが」
    ユウ「でもさっきクボタさんが言ったジーンズじゃないってところはすごい重要かもね。この話の中で」
    クボタ「こういう大変な仕事場って、最後ももちゃんもジャージで出てくるけど(笑)実際はそういう感じなのかなあと思ってたから」
    ユウ「私ほんと最近、リアルに自分の好きな人にね、今まで何が理由で彼女と別れたのか、っていう話をしてて、彼は友達優先のところがあるからそこを束縛されるのが嫌だっていう事を言ってて、じゃあ私は何を優先するかなと思って、仕事かなあと。仕事で帰れないってさっきも言ったけど、自分のペースで仕事したいし、そこを言われたりしたら嫌だなって彼に言いながら、…いや、違うなって思ったの。たぶんデートがあったら帰るな!って(笑)」
    クボタ「(笑)それ真野さんの意見ですか。デート優先」
    ユウ「そう!まさにそう思ったんだけど、彼には言えなかった(笑)恥ずかしくて!」
    クボタ「そこ女子!そこで私は仕事が〜とか言っちゃうんだ?」
    ユウ「言っちゃうんだよー」
    クボタ「そこ出してかないと」
    ユウ「ね!そこ出してかないとダメなのにね」
    クボタ「男はねーバカだから深読みできないと思うなそこは。俺は出来ないな(笑)」
    ユウ「えー!そうかあ(笑)そういえば友達にユウさんは甘えられないからダメだって言われた」
    クボタ「甘えるのは重要だと思いますよ」
    ユウ「そうですよね。あとこの年齢になってくると仕事って優先順位が高くて、そっちが落ち着かないと恋も出来ないんだなって最近思って、今は落ち着いてるからこの対談もできて良かったですけど(笑)」
    クボタ「やっぱユウさんは仕事がまず大事ってところがあるから、そこが安定して照準が定まると次を考えれるって図式なんだね。男の子っぽいよね」
    ユウ「ああ言われる。よく言われます」
    クボタ「男子は仕事とか自分のやりたい事をまずメインに動いててそれが軌道に乗ったりすれば余裕も出てくるけど、まだ足掛けだったり曖昧だったりすると、なかなか恋愛モードになりにくいんじゃないかなと思う」
    ユウ「そう、だから恋愛は原動力であってほしいって思いますね。頑張って早く仕事終わらせてデートしたいとか、逆にいいことですよね」
    クボタ「逆に効率良いんだね。メリハリだ」
    ユウ「そう、メリハリ。仕事はおろそかに出来ないし」
    クボタ「そのバランスが良く出来た漫画だなあと思いますね」
    ユウ「すごく人に勧めたい漫画だと思った。仕事一生懸命もいいけど女子がかわいくあるためには恋を忘れちゃいかんよ!ってメッセージがあるし、なにより読んだら元気になる」
    クボタ「ね。いいよね」

    ユウ「この男性キャラ達はどうですか?」
    クボタ「そうだなあ。まずこの多賀谷さん(ももこの恋の相手)は編集長的に見てどうですか?」
    ユウ「え?いいと思いますよ?あの最初はっきりしなかったところとかって優しさでしょ?」
    クボタ「これ優しいんですか、この人」
    ユウ「えー?全然大丈夫だけど…だめ?」
    クボタ「なんか引っかかるんですよねー。元カレの『たもつ』の方がリアルっていうか共感できるなと思った。子供だけど。多賀谷さんは大人じゃないですか年齢的にも。それを分かっててやってる感がちょっとね、鼻につく」
    ユウ「(笑)」
    クボタ「わざと一歩引いてる。それは実は結婚してるって事情もあると思うんだけど、ももちゃんは直情型じゃないですか。それをこう…なんか手のひらでみたいなとこがなんかやだな。あんま一生懸命になってないところが」
    ユウ「うーん。それはそうなんだけど、多分ね、恋しちゃったらこれオッケーなんですよ」
    クボタ「(笑)それこそアレだね『惚れた男から好きって言われたら最強』みたいな」
    ユウ「ほんとですね。それで全部チャラになっちゃうくらい」
    クボタ「3巻完結じゃ難しいけど、多賀谷さんと終わって誰か別の人に行くとか、そこでハッピーエンドじゃなくてもいいじゃないかなって思ったんだよね。たもつと戻ったりする方がリアルじゃない?とかも思ったりした」
    ユウ「えー嫌だ。なんかそれちょっと歪んでないですか?」
    クボタ「ダメだ。恋してる人には敵わない(笑)」

    クボタ「話しの組み立て方も上手だよね。友達と居酒屋で飲んでるのとか」
    ユウ「あの不倫の前振りあっての流れは、分かりやすいけど、でも現実にありそうですよね」
    クボタ「ドラマになりそうだよね。今漫画原作多いしさ」
    ユウ「なりそう」
    クボタ「あの一言がすごい好きなんだよな。不倫が分かって『ダメだ』ってなるでしょ。で、朝起きれなくて休みたいと思ったけど仕事行かなきゃ、やばいって起きて『今日立ち止まったら明日死ぬ』って泣きながら歩いてるとこ。これかっこいいなと思って」
    ユウ「分かる!仕事は待ってくれない!私も明日死ぬってよく言ってたな。今も言うけど(笑)しかも私、しんどいとか彼氏から連絡がなくてヘコんだ時とか悩むのが嫌だからそんな時は『仕事しよ』って思う」
    クボタ「あーそういうタイプだね」
    ユウ「仕事は裏切らないしっていう働きマン的思考がある」
    クボタ「人によっては連絡がないってだけで仕事が手に着かなくなっちゃう人もいるのにね」
    ユウ「まあ大分弱るとそういう時もあると思うけど。でも彼からの1本の電話でグワーってテンション上がって仕事はかどっちゃう!ってのもあるよ」
    クボタ「俺ね、ももちゃんすごくモテると思うんだよ、実際いても。それはこの素直さがかわいいんだと思う。だからユウさんも、いま仕事も恋もって言うんだったら後はさ、このももちゃん的な素直さを取り入れてさ」
    ユウ「あー」
    クボタ「泣きたいときに泣く」
    ユウ「そうそう、それできない!」
    クボタ「甘えたいときに甘える」
    ユウ「ですよねー」
    クボタ「淋しいときに淋しいって言えるってのがね」
    ユウ「はぁーーーっ」
    クボタ「そういうのが使えたらいいよね。カードとしてさ、持ってたらいいよ」
    ユウ「なにこれ。人生相談になってる!さすがクボタさん…」
    クボタ「人の事はよく言えるんだよ(笑)」

    クボタ「まとめますと真野さんのこの名言『仕事は女子力なくてもできるけど恋愛はそうはいかない』ですね。1巻の152ページでございます」
    ユウ「仕事でミスしても前向きに!目の前の仕事をきちんとこなしてデートに間に合わせる!ここまで言い切ってくれると有り難いですよね。それで良いんだと」
    クボタ「ユウさんが今真野さん的立ち位置なんじゃないですか?もうちょっと若い世代の子達や+Plusの読者だったりに伝えるっていうかさ。恐れずに進みなさいと」
    ユウ「まあね、良い年齢だしね(笑)そういう意味でもこの漫画読んでほしいな」
    クボタ「ユウさんの話がここまでリンクするとは思わなかった(笑)ほんと就職1年生の人とかに読んでほしいよね」


    ※今回はスカイプで収録&撮影!
    | +Plus本誌 | 14:21 | comments(0) | - | - | - |